同じサーバ内でWordPressサイトを移転しました。

昨年、地元の花火大会サイトをリニューアルさせて頂きました。
SNSとの連携も考えWordPressで制作、運用し概ね好評でした。
今年度はHTMLで再度リニューアルという事になったそうで、昨年のWordPressサイトを移転、アーカイブ化する事にしました。
lolipop内の別ディレクトリへの移転でしたが、それなりに面倒だったので今後のために作業内容をまとめておきます。

1.移転先ディレクトリの準備
2.新しいWordPressのインストール

これは特に問題なく、かんたんインストール機能を使ってすぐに完了しました。

3.wp-contentバックアップ
FTPソフトを使って元サイトのコンテンツをバックアップします。
全部でもいいと思うんですが、必要なのはplugins,themes,uploadsのディレクトリです。

4.移転先のwp-contentディレクトリに3をアップ

5.元のWordPressサイトのデータベーステーブルの確認
lolipopでは一つのデータベースで複数のWordPressサイトが運用できますが、サイトを区別するためにテーブルに接頭辞が付きます。
まずは移転元サイトのwp-config.phpを参照して接頭辞を確認します。
Wordpress 3.9では64行目に>$table_prefix = ‘wpNN_’;という記述がありました。(NNは自然数でした)
このシングルクォーテーションの中が接頭辞ですね。

6.phpMyAdminでテーブルのバックアップ
元サイトの接頭辞が付いたテーブルをSQLファイルとしてバックアップします。
私の環境ではcommentmeta,comments,links,options,postmeta,posts,terms,term_relationships,term_taxonomy,usermeta,usersの11ファイルが必要でした。使用しているプラグインによってテーブルが増えている事もあるので、対象接頭辞のついたテーブルはひと通りバックアップしましょう。

7.SQLファイルの編集
ダウンロードしたファイルには古いテーブル接頭辞が記述されています。
エディタの置換機能を使って、古い接頭辞を新しい接頭辞へ置き換えます。
ファイルは上書きせずに新しい接頭辞を付けたファイル名で保存すると分かり易いと思います。

8.SQLファイルのアップロード
phpMyAdminで7のSQLファイルを移転先サイトのテーブルにインポートします。
接頭辞は新しいWordPressサイトのwp-configを参照します。

9.テーブルの編集
8でインポートしたoptionsテーブルのid”1″siteurlと”36″homeを編集します。
この二つのテーブルには元サイトのurlが記述されているので、新しいurlに書き換えます。

以上で同一サーバ内でWordPressサイトの移転が完了しました。
備忘録ですが誰かのお役に立てれば幸いです。

参考サイト:http://memocarilog.info/wordpress/2243